明細書照合の RPA のメリットとは?
企業は、RPA テクノロジーを導入することで、従業員を定型業務から解放し、より価値の高い業務に集中させることができます。自動化ソリューションは、財務諸表の完全性を高め、照合作業を迅速化し、手作業に伴うリスクを抑えることができます。完全に統合されたシステムにより、エンドツーエンドの可視性とコントロールが得られるため、クリティカル シンキングや問題解決の労力を最もビジネス インパクトのある分野に注げるようになります。
明細書照合の RPA は誰にメリットをもたらすのか?
RPA ソリューションは、ビジネス プロセスやワークフローを効率化することで、財務部門だけでなく、他の事業領域にもメリットをもたらします。ここでは、RPA ソフトウェアがどのように組織に貢献できるかを紹介します。

「請求ポータルに RPA を導入することで、効率性と生産性が向上し、処理コストが削減され、将来に向けた拡張性にも対応できました。結果として、お客様により短時間で請求書が送信され、支払いがより迅速に処理されるようになったことで、現金回収周期が 2 日間短縮されました。デジタル ワークフォースにより、スタッフはトランザクションと定型タスクにかかる時間から解放され、より複雑で判断力を求められる仕事に集中できるようになりました」
クレジット・回収部門、ビジネス プロセス オーナー、Kevin Tucceri 氏
100%
プロセス サイクル時間を短縮
33%
手作業を削減
24/7
年中無休、無制限の請求処理に対応
明細書照合の RPA が財務部門にもたらすメリット
財務部門が、手作業によるデータ入力や発注書の照合に何時間もかけなくなったとしましょう。その場合、支払いと出荷明細の照合や、Excel スプレッドシートと総勘定元帳の手作業での更新など、何に注力すべきでしょうか。インテリジェント オートメーションが、時間がかかり、ヒューマン エラーが発生しやすい、手作業の定型業務を処理できるため、組織はより効率的かつ効果的な運営が可能になります。

記録からレポートまで
- 総勘定元帳のデータにアクセスし、情報を検証し、不一致にフラグを立てることで、勘定照合を実行
- 会社間取引勘定と総勘定元帳を同時に処理し、財務状況を正確に把握
- 今期の取引データを抽出し、期末残高を検証する試算表を自動作成
- コストセンター レベルのレポートのために項目別予算を作成
- 予備的な照合を行い、調整や調査が必要な不一致にフラグを設定
- レポートの自動生成、またはオンデマンドでのレポート生成

ガバナンス
- 法令への準拠を確実にし、手作業の管理を自動化し、財務処理のガバナンスを厳格化
- 複数のソースからのデータを統合し、税務会計、納税、売上税・使用税の計算をサポート
- 複数の法域における監査基準と会計基準への同時対応を自動化
- 仕訳、コスト センターの更新、規制・財務報告書の作成に関する監査証跡を作成
- 財務諸表への入力、例外報告書の作成、詳細な監査証跡の注釈付け
- 書類の確認と認証を自動化し、不一致や不正の可能性にリアルタイムでフラグを設定

明細書の照合
- Digital Oracle Accounts Payable Clerk (英語) Bot により、請求書/支払い処理と記録管理を自動化
- レガシー システム、E メール、PDF、印刷された請求書、電子ファイルの明細を、インテリジェント オートメーションが照合
- 不足または重複する負担額通知書、請求書、調査が必要な不一致にフラグを自動設定
- 請求書発行、支払い、顧客アカウント、総勘定元帳の更新をリアルタイムで自動化
- 取引内容を照合し、調査が必要な不一致を早期に発見し、キャッシュ フローと精度を向上
- アカウントに直接アクセスしてリアルタイムに更新することにより、信頼を築き、問い合わせ件数を削減

事業継続性
- 24 時間 365 日、ほぼ例外なく迅速かつ効率的に記録を照合
- 人手不足や自然災害、事業中断の際にも運用可能
- 手作業とデータの有効性確認を自動化することで、財務業務の効率を向上
- レガシー システムや複数企業の総勘定元帳を含む、あらゆるプラットフォームに RPA を導入可能
- 明細書と照合表をデジタル化することで、必要なストレージ容量が減り、プラットフォーム間でのアクセスが可能
- RPA が財務データを必要に応じてリアルタイムで提供するため、外部向けの報告書作成や業務上の意思決定がスムーズ
明細書照合の RPA プラットフォームに求めるべき要件
財務部門のワークフローに RPA を導入することを検討しているなら、プロバイダー選定の際に留意すべき点がいくつかあります。適切な判断のためには、適切な質問をすることが重要です。
その RPA ソリューションは、習得や導入が簡単にできますか。組織に合わせて拡張できますか。わかりやすく、ニーズに合わせてカスタマイズできますか。
導入するソリューションは、現在のプラットフォームと互換性があり、レガシー システムと統合できなければなりません。シングル サインオン (SSO) は、さまざまなアカウントにログインする時間を短縮してくれる大きなプラス要素です。
また、プラットフォームがガバナンスやコンプライアンスのプロトコルにどう対処しているかも知っておく必要があります。セキュリティとコンプライアンスがすぐに使える機能としてソリューションに組み込まれ、ユーザー ロールに応じたデータ共有が可能で、すべてが正常に機能していることを監査証跡で確認できることも重要です。
使用を開始するには
無料のガイド付きデモをぜひご利用ください。お客様のビジネスに合わせた PoC (概念実証) についてサポートを受けることができます。直感的な操作を通じて、組織に付加価値をもたらすソフトウェア Bot を誰でも作成できます。
Automation Anywhere University (英語) は、包括的なトレーニング プラットフォームであり、組織のニーズに合った自動化システムを作成するスキルを磨くことが可能です。