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課題: だれもが利用できるロボティック・プロセス・オートメーション (RPA) の実現

調査会社 Forrester のアナリストである J.P. Gownder 氏と James McQuivey 氏は、最近のポッドキャスト「将来の仕事」で、ロボティクス指数 (Robotics Quotient、RQ) の概念について解説しています。RQ とは、自動化、AI、ロボティクス、その他関連するオートメーション技術を活用してコラボレーションを行い、ビジネスの成果につなげるための備えが企業でどの程度進んでいるかを測定する指数です。

この調査によると、RQ のスコアは彼らの予想よりも低い結果となっています。これには、次のような 2 つの重要な要因があります。自動化の仕組みについての理解不足と、自動化にかかわるプロセス変更管理のためのリーダーシップの不足です。

多くの人々はまだ、自動化がとても複雑であると感じています。

オートメーション・エニウェアはそれを十分に理解しています。

オートメーション・エニウェアは仕事の進め方について、具体的な変化を実現して大きな改善をもたらすためには、さらに大きなステップが必要であることを理解しています。このため、自動化ソフトウェア製品をはじめから構築し直すことに取り組みました。その目標は、あらゆるユーザーにコンシューマー向け製品のような自動化エクスペリエンスを提供し、いわば職場の「民主化」を実現することです。これに沿って、人間中心設計 (HCD) のアプローチを採用して開発された新製品が「Enterprise A2019」です。

ソリューション: 人間中心設計 (HCD) のアプローチ

Enterprise A2019 では、HCD と呼ばれる新しい開発手法を採用しました。このアプローチによって、お客様がオートメーション・エニウェア製品をどのように使用されているか、どのような使用方法が望ましいかについて、入念な調査や検討を行いました。HCD の複数プロセスを繰り返し行うことで、実際のユーザー ニーズが製品設計に着実に反映されるようにしました。

- 学習と理解 – 日常の職場環境の中での実際のユーザーを観察し、さらに面談を通じて多くの情報に基づいた設計を実施しました

- 構想 – 調査に基づいて課題を明確にし、見出されたユーザー ゴールを実現することに集中しました

- プロトタイプ – ユーザー フィードバックに基づき、ラフ スケッチからクリック可能なモックアップまで、ソリューションの構築と改良を繰り返しました

HCD

 

Enterprise A2019 の設計では、UX チームは 200 人以上のユーザーとのやり取りを繰り返し、改良を重ねました。ユーザーの声に学び、それを反映させ、さらに少数グループと結果を比較しながら検証しました。

ペルソナ – 設計プロセスの重要な要素

HCD の手法では、ユーザーのペルソナに焦点を当てます。ペルソナとは、ビジネス ユーザー、開発者、IT マネージャーなどの特定のニーズを持つ人物像を意味します。目標は、すべてのユーザーにメリットをもたらすプラットフォームの作成です。RPA に関するペルソナとその要件には、次のようなものがあります。

Productivity

自動化システムにおけるペルソナの要件:

ビジネス ユーザー

RPA 開発者

IT/RPA マネージャー

Bot 開発のためのビジュアル インターフェイスを持ち、自身のデバイスですぐに利用できる直感的なブラウザベースの RPA を使用して、数回のクリックだけでタスクを自動化できる。

ビジネス ユーザーとの円滑なコラボレーションを実現する、拡張可能なアーキテクチャを備えた強力な開発環境により、ビジネス ロジックとワークフローに基づいて、業務プロセス全体を迅速に自動化できる。

数回のクリックだけでユーザー向けに RPA を導入できる。全社のユーザーを容易に管理でき、限りないクラウドのスケーラビリティを活用できる。保有コストを削減して、運用開始までの時間を大幅に短縮できる。

HCDに基づく A2019 の新しい ユーザー インターフェイス

Enterprise A2019 のユーザー インターフェイスは、視覚的かつ直感的に操作でき、ユーザーが望む限り最小限のプログラミングで機能します。これは、RPA 開発者や IT マネージャーほど技術に詳しくないビジネス ユーザーに特に役立ちます。

A2019 のワークベンチは、この設計思想が表れている良い例です。下記の主な機能をご覧ください。

Workstation

仕事を人間らしくするHCD

HCD は、オートメーション・エニウェアの「より人間らしく働く」というフィロソフィーに沿ったものです。HCD によって実現された Enterprise A2019 の新しい設計は、全体の一部に過ぎません。UX チームはさらなる拡張に向けて、技術とトレーニングへの多大な投資を継続しています。これにより、オートメーション・エニウェアのデジタル ワークフォース ポートフォリオのすべての分野で、今後のさらなる向上を図っています。

Enterprise A2019 は、まったく新しい製品であり、新しい設計思想を提案しています。当社の UX チームは、さまざまな地域や文化を持った、さまざまな技術レベルの何百人ものお客様とのテストやフィードバックのやり取りを繰り返し、学び続けています。これに基づいて大幅な機能強化を行い、アプリケーションをデスクトップ ベースからウェブ ベースに移行して、使いやすく、シームレスなユーザー インターフェイスを実現しました。複数のビューの追加により、ビジネス ユーザーと RPA 開発者のコラボレーションの向上を図りました。また、製品内にトレーニング機能を組み込むことにより、新規ユーザーにも上級ユーザーにも役立つようにしています。

これにより、職場のだれもが数分ほどで Bot を作成できるようになり、RPA ツールを日々の業務に活用できるようになります。これは従業員の生産性と満足度の向上につながります。そして総保有コストを削減しながら、最高レベルのセキュリティを保つことができます。

HCDと自動化の組み合わせにより、企業内のすべての従業員にメリットがもたらされます。

これにより企業の RQ を向上でき、 さらに高い目標に向かって生産性の向上を続けることができます。

Enterprise A2019 Community Edition (最終のリンクを Saba から入手) を活用して、Bot の作成を無料で簡単にご体験ください。

デジタル ワークフォース ポートフォリオ

Botstore

著者について:

- Uday Gajendar は 15 年以上にわたり、Adobe、Netflix、Citrix、Facebook、PayPal などの業界リーダー企業の UX の作成に携わってきました。Uday はミシガン大学で学士号、カーネギー メロン大学でインタラクション デザインの修士号を取得しています。

概要 Uday Gajendar

user image

Uday Gajendar は、15 年以上の業界経験を持つユーザー エクスペリエンス アーキテクトです。ビジネスおよびエンジニアリングのリーダーとともに、主に次世代のイノベーション プロジェクトと「スリー イン ア ボックス」製品の開発に取り組んでいます。また、「ACM Interactions」への定期的な寄稿や、世界中での設計に関する講演も行っています。

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