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プロセス検出がどのように自動化を後押しするか

2020年 2月 19日 プロダクト インサイト 執筆: Semyon Sergunin
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弊社の調査では、プロジェクトの初期段階で、自動化できる自動化対象業務の 80% 近くが発見されずにいます。自動化対象業務が特定されても、作業の 65% はそのプロセスを定義する時間に費やされています。

ビジネスプロセスを自動化する前に、それらを効果的に検出、理解、および合理化できれば、自動化プロジェクトを加速し、投資収益率を何倍にも向上させることができます。さらに米調査企業 ガートナー社 は「2023 年までに新しく開発される RPA ロボットの 50% が自動生成される」と予測しており、これはプロセスディスカバリーがデジタルトランスフォーメーションを有効にする不可欠なテクノロジーとなることを示唆しています。

オートメーション・エニウェア インテリジェント プロセスディスカバリー

オートメーション・エニウェアは、AI と機械学習を活用して、複数のユーザーが行うそれぞれのワークフローを記録し、自動的に分析してプロセスを特定する高度なプロセスディスカバリー ソリューション、Discovery Bot を提供しています。Discovery Bot は複数の異なる操作に存在する共通パターンを特定することができます。各プロセスの基本的なステップは図 1 を参照してください。

Automation Anywhere は、キャプチャ、マッピング、特定、優先度の設定、生成、および導入という 6 つのステップでプロセスを検出して自動化します。
図 1. オートメーション・エニウェアは、検出、マップ、特定、優先度の設定、生成、および実行という 6 つのステップでプロセスを検出して自動化します。

 

このステップを経て UI スクリーンショットが付記されたワークフロー図が作成されます。この各ステップが特定のユーザー アクションを表します。次にインテリジェントな Enterprise RPA プラットフォームがこのデータを使用して RPA Bot を自動生成します。

これらのステップは、これまで社内外のコンサルタントが既存プロセスの書類を調査して、プロセス担当者と面談し、実際のワークフローを決定していました。しかしこのような作業では時間とコストがかかり、事業の妨げになります。

一方、プロセスマイニングやプロセスディスカバリーなど最新の自動データ収集およびプロセス マッピングの手法を利用すると、実際の作業手順を迅速かつ包括的に把握できます。ここでマイニングとディスカバリーの違いを説明します。

プロセスマイニング

プロセスマイニング ソリューションは 2000 年代後半に発売されました。これは、ERP 、CRM 、 ECM (エンタープライズ コンテンツ管理) などのエンタープライズ ソリューションのシステム ログを読み込んで分析し、様々なビジネスプロセス の繰り返し操作を特定するものです。

これにより、例外を含めてすべてのシステム イベント全体をトラッキングできるようになりました。このようにプロセスマイニングはビジネスプロセスを特定、分析、そして最適化するための強力な方法です。

ただ、プロセスマイニングには次のような制限もあります。

  • ログを生成するシステムでのみ機能する。Excel、計算機、またはエンタープライズ アプリケーションではないその他の個人向けソフトウェアで行われた作業のうち、多くがプロセスマイニング ソリューションから見えない。
  • プロセスマイニング ソリューションからレガシー アプリケーションおよび仮想デスクトップ環境にはアクセスできない。
  • プロセスマイニングはシステム ステータスの変化を明らかにする一方で、このプロセスに対する RPA Bot を自動生成するシステムでは詳細なユーザー操作を記録しない。

プロセスディスカバリー

プロセスディスカバリーは、これらの制限を克服するより新しいアプローチです。プロセスディスカバリー ソリューションでは、エンタープライズ ソリューション (ERP、CRM、ビジネスプロセス管理 (BPM)、ECM その他)、個人向け業務アプリケーション (Microsoft Excel、Outlook、その他) などの様々なシステム、端末や仮想環境でユーザーが行う操作を記録できます。

そしてユーザーの作業を中断せずにバックグラウンドで実行され、複数のアプリケーションのユーザー アクティビティを記録し、スクリーンショットを撮ることで、ユーザーの観点から作業がどのように実行されるかを視覚化できます。

プロセスディスカバリーにもいくつかの制限があります。

  • システム上のユーザー操作は記録するが、システム内で起きていることを「見る」ことはできない。
  • ユーザーのアクションを記録するためにクライアントにエージェントが必要。

なぜ、プロセスディスカバリーか?

ここまでご覧いただいたように、プロセスマイニングとプロセスディスカバリーは、さらなる最適化と自動化のプロセスを把握するために有効な方法です。いずれのアプローチにも強みと弱みがありますが、主な違いは以下の通りです。

  • プロセスマイニングはプロセスの最適化が目的。エンタープライズ システム (ERP、CRM など) で、すでに自動化されたプロセスを可視化する。
  • プロセスディスカバリーはプロセス自動化が目的。反復するユーザー アクションを記録して分析し、これらのアクションを自動的に実行する RPA Bot を生成する。

プロセスディスカバリーは RPA プラットフォームで効果的に利用していただけます。弊社はこれを Discovery Bot という製品にして、Automation Anywhere Enterprise のコンポーネントとして提供します。また、プロセスマイニング テクノロジーの大手プロバイダーと連携することで、プロセス マイニング機能もご利用いただけます。

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