事例の概要
ビジネスプロセスを自動化するには、ルールに対する例外を含め対象となるプロセスを隅から隅まで熟知する必要があるため、Juniper 社はまずはじめに自社のポータルの請求業務の各段階におけるあらゆる面をドキュメント化することから始めることにしました。これにより自社のビジネスに関する知識が深まり、プロセスを明確に把握することができました。それらのプロセスが Bot によって行われるようになった今、同社はこの新たな知識から、効率性と生産性の向上、そしてコスト削減という形で非常に大きなメリットを得ています。
以前の手作業によるカスタマー ポータルでの請求書発行のターン アラウンド タイム (TAT) は 2 日間でした。今日ではそれが瞬時に行われるようになりました。請求書が 2 日早く発行されるようになったことで、平均遅延日数が 2 日短縮され、請求書を週末や祝日にも処理できるようになりました。同社は 100% の精度で請求書が発行されるため、請求に関する抗議の数も減り、抗議を受けても短い時間で解決できるようになりました。
「請求ポータルに RPA を導入することで、効率性と生産性が向上し、処理コストが削減され、将来に向けた拡張性にも対応できました。お客様により短時間で請求書が送信され、支払いがより迅速に処理されるようになったことで、現金回収周期が 2 日間短縮されました。デジタルワークフォースにより、スタッフはトランザクションにおける反復作業にかかる時間から解放され、より複雑で判断力を要求される仕事に集中できるようになりました」
クレジット・回収部門、ビジネス プロセス オーナー、Kevin Tucceri 氏