同社はその歴史を通じて、世界中の人々がより健康的な生活を送ることができる医薬品を製造するために研究とケアを融合させてきました。同社では新製品の発売時に、お客様、医療関係者 (HCP)、そして患者さんのすべてに可能な限り最善の体験を提供したいと考えています。これは「医薬品を超えた」製品の提供を意味します。デジタル チャンネル、リアルワールド エビデンス、人工知能 (AI)、自動化などを活用しながら医薬品をより包括的な製品へと昇華させることで、イーライリリー社ではカスタマー エンゲージメントの変革を図ります。そうすることが、競争優位性を高め、お客様の健康を増進するといった成果に結びつくと確信しています。
また、日本イーライリリー社では、1,700名のセールス担当者の生産性も重視しています。神戸を拠点とする同社は、現在イーライリリー社の掲げるグローバルデジタルトランスフォーメーションの取り組みに参画しています。これは、効率アップのため、各種処理のデジタル化と合理化を進める取り組みです。
導入事例のダウンロードお客様の声
「当社にとって、自動化により業務が瞬く間に改善されたことはまさに驚きでした。今度はこの成功を活かして、お客様向けのプロセスでさらに自動化を促進するつもりです。」
お客様の成果
3,850
節約された時間
$1.47 M
節約されたコスト
10+
自動化されたエンド ツー エンド プロセス
2018年6月、日本イーライリリー社では人事、販売、営業、臨床などの各部門でAutomation AnywhereのRPAの採用を開始しました。自動化された処理としては、販売担当者への謝礼金の支払い通知、営業部門向けのコングレス セミナー関連業務、セールス担当者への医師訪問の推奨のほか、臨床開発部門向けのドキュメントの生成や通知が挙げられます。
自動化されたプロセス
次に、日本イーライリリー社では、規制に伴う業務上の労力を軽減すべく自動化の活用を計画しています。ますます増加する医師のために、販売担当者とデジタル チャンネルとを連携させたコミュニケーションが確保され、カスタマーとの対応の迅速化、円滑化が実現されています。しかし、こうしたプロセス統合の取り組みを通じて、カスタマーへの対応やカスタマーに提供される資料を法令に完全準拠させることが不可欠となっています。
イーライリリー社ではその第一歩として、こうしたカスタマーからの自発的なリクエストに適切な対応を行うため、自動化活用の手立てを模索し始めました。イーライリリー社ではまた、Automation AnywhereのDocument Automation コグニティブ オートメーションを採用することで、規制に適合したスライドや他の資料の検証方法を探っています。医療用とプロモーション用の資料を含む8,000件以上のドキュメントを毎年扱う現状では、こうしたプロセスの自動化によって、全体的な準拠状況を改善しつつ、よりアジャイルに業務を進められるようになります。
お客様の声
「コグニティブ オートメーションを備えた RPAとアナリティクスとの融合により、 お客様へのサービスの提供方法を変革する基礎を築くことができました。」
日本イーライリリー株式会社は、米国を拠点とするEli Lilly and Companyの子会社です。同社は医薬品を世界に送り出すことで、人々がより長く健康に生き、充実した人生を送れるよう、革新的な医薬品の開発、製造、輸入および販売を通じて日本の医療に貢献しています。特に、がん、糖尿病、筋骨格形疾患、中枢神経系疾患、自己免疫疾患、成長障害、痛みなどの治療分野を専門としています。