社会とテクノロジーの融合が進むことによって、現在、生活や働き方の定義は変わりつつあります。企業では、ビジネス上の要求に対応しつつ、競争力を維持できるデジタルトランスフォーメーションが推進され、ソフトウェア オートメーション業界は新たな時代の局面を迎えています。

こうしたデジタルトランスフォーメーションにより、企業は自動化テクノロジーを、「ビジネスの勝敗を分ける要因」として認識つつあります。そして、ビジネスの規模や業界に関わらず、自動化を事業戦略と長期ビジョンの要として位置付けています。このようなトレンドを受け、職場における自動化テクノロジーは急速に普及しています。またその一方で、人にしかできない仕事も増えてきました。

企業に影響を与えるデジタル化、急増するデータ、コグニティブ テクノロジーの発展によって、オートメーション ルネサンスは飛躍的に進んでいます。オートメーション・エニウェアは、エンタープライズ ソフトウェア企業として過去最大規模のシリーズA資金調達ラウンドを完了し、企業価値評価額は18億ドルに到達しました。この結果は、世界的に拡大する自動化テクノロジーが持つ、巨大な潜在力を示していると言えるでしょう。

今回の資金調達ラウンドでは、リード インベスターのNew Enterprise Associates(NEA)とGoldman Sachs Growth Equityが中心となり、General AtlanticやWorld Innovation Lab(WiL)も参画しました。当社は今後、カスタマー エンゲージメントを強化するとともに、北米だけでなく、グローバル地域へのさらなる展開や研究開発の拡大を予定しています。

業務の効率化を促すRPAやアナリティクスを人工知能(AI)と組み合わせることで、強力なデジタル ワークフォース プラットフォームを構築し、自動化テクノロジーを「価値を創造する」ビジネス ツールキットに変えることができるようになります。デジタル ワークフォース プラットフォームを活用する企業が増えるにつれて、その他の新たなテクノロジーも推進されるので、難易度がより高い業務や、クリエイティブなビジネス課題に人を集中させたり取り組ませたりすることが可能になるでしょう。

従業員は、必ずと言っていいほど定型的な業務に追われており、問題解決が必要な機会があっても手が回らないケースがほとんどです。価値を生み出さない業務に多くの時間と労力を費やしているのです。数百人、数千人もの人手を要する定型業務を自動化すれば、問題解決やビジネスの発展といった、価値ある業務に時間を割くことができるのです。

従業員を単純作業から解放し、重要な業務に集中させることで、人間の知性を幅広い分野に活用することができるようになります。それを手助けしてくれるのが自動化テクノロジーです。オートメーション・エニウェアのRPAテクノロジーは、Botと人が肩を並べて働くデジタル ワークフォースを構築します。RPAは人間のアクションをミラーリングし、非介入の性質を持ちながらも、フォームの入力やファイル移動、文書からの特定データの抽出、アプリケーションへのログインまで、多種多様な業務を正確に遂行します。オートメーション・エニウェアのRPAソリューションは、これからも革新を進め、業務効率の向上を目指す企業をサポートします。

当社が目指すのは、より人間らしい仕事への回帰です。

しかし、その実現は容易ではありません。第四次産業革命よりも壮大な挑戦となるでしょう。それは、あらゆる業種に影響する課題を解決しなければならないからです。自動化の影響を全く受けない企業など存在しませんし、今後15年で仕事の定義も変化するでしょう。当社は自動化がテクノロジーの進化におけるマイルストーンになると考え、この技術が人類にどう貢献できるのか模索しています。今後、自動化が新たな常識となるからこそ、今回の資金調達には大きな意味があるのです。

RPAが企業の営みに影響を与えるという点については、もはや疑う余地もありません。テクノロジーが人の業務や活動に統合されるにつれて、我々が新しいテクノロジーとともに効率的に働くために、どのように従来の習慣を変えるべきなのか、といった深いインサイトを得られるようになるでしょう。

このような未来が実現すれば、たとえば専門知識がないスタッフでも、医療従事者が行う業務のうち80%を遂行できるようになります。権限があれば誰でも簡単に医療情報にアクセスできるようになり、テクノロジーによって医師よりも正確な診断を下せるようになるでしょう。医師不足が世界中で問題視されていますが、重要な医療情報をどこからでも容易に入手できる日が訪れるのもそう遠くはありません。

そのほかに、わずらわしい住宅購入の手続きも簡略化するでしょう。書類の処理はデジタル化され、顧客サービスの改善につながります。住宅購入を検討している新しいデジタル世代の顧客は、当然のようにこのような手続きを求めるので、この変化に対応できない不動産業者は姿を消すことになるはずです。

もちろん、改革の妨げとなる課題も浮上してくるでしょう。しかし、組織のリーダーはチャンスを逃さずに企業を前途有望な明るい未来へと導くことができます。わずか数十年前、固定電話で銀行取引をしたり、地図や天気予報といった情報を入手するのはSFの世界の話だと考えられていました。ところが、今や単純作業はボットに任せ、より価値のある業務に人間の知性を活かす時代がすぐそこまで来ているのです。

これはつまり、人ならではの能力を発揮できる業務に、人材を活用することを意味しています。そのためには、まず全従業員に働く機会を提供しなければなりません。コンピュータが普及し始めた当初、多くの労働者がこの新しいテクノロジーを学んだように、これからはBotと一緒に働く方法を学ぶ時代となります。変革が起こるたび、私たちの生活の質は飛躍的に向上するのです。

自動化テクノロジーを導入することで、従業員の知性を活かした人間らしい仕事の実現が可能になるのです。

オートメーション・エニウェアによるシリーズA資金調達ラウンドに関する詳細は、こちらをご覧ください。

概要 Mihir Shukla

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RPA カテゴリーにおける創造的破壊者であり先見者でもある CEO の Mihir Shukla は、デジタル ワークフォースのパイオニアです。世界最大規模の企業において前代未聞の生産性向上とコスト削減を支援し、オートメーション・エニウェアのグローバル リーダーとしての地位向上に取り組んでいます。

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