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従業員リスク評価の自動化で COVID-19 を管理する

2020年 4月 7日 オートメーション・エニウェアニュース 執筆: Yan Chow
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企業が新型コロナウイルス (COVID-19) の影響に対処する際、業務を継続するために保護すべき最も重要な資産の一つは従業員です。現在、従業員は隔離されたり、所定の場所に避難したりしている場合があります。

従業員が職場復帰できるかどうかは、感染しているリスクを迅速に評価できるかどうかにかかっています。リスクを把握することは、企業が従業員に適切な対策を講じることで、顧客や同僚を含む他の人々へのさらなる感染拡大を防ぐことができることを意味します。

リスクを最小限に抑制するための企業の義務

中国で新型コロナウィルス感染が沈静化し始めると、当局は徐々に封鎖措置を解除しました。しかし、中国本土の中央政府からの厳しい指示のもと、すべての雇用主は職場復帰した従業員の感染リスクを管理することが求められました。

雇用者にとって、そのリスクは高いものです。たとえば、復帰した従業員の一人が感染していたことが後に判明した場合、濃厚接触した他の従業員は全員隔離されなければならず、会社の業務がさらに数週間停止する可能性があります。顧客が感染している従業員に濃厚接触していた場合、顧客の業務にも影響を与えることになります。

多くの企業にとって、その検査のプロセスは自己申告に基づき、手作業を伴い、多大な労力を要するものであり、雇用者が従業員について十分な情報を得た上で意思決定を行うには主観的すぎるものでした。

大手 IT サービスプロバイダーであり、オートメーション・エニウェアのパートナーでもある Shenzhen Pactera Technology Ltd. 社は、従業員の職場復帰に伴うリスク レベルを、より意味のある効率的な方法で把握したいと考えていました。

従業員の潜在的なばく露リスク評価を自動化

Shenzhen Pactera は、全従業員に、過去 14 日間の旅行履歴、現在の自宅住所、交通機関の詳細、訪問した場所、携帯電話の GPS 記録のスクリーン ショットなどを含めて、E メールまたは WeChat で提出することを義務付けることにしました。

2020 年 3 月 12 日、Shenzhen Pactera は、Robotic Process Automation (RPA) と IQ Bot を活用した「従業員リスクアセスメント&トレースツール」を下記の目的で導入しました。

  • 従業員から提出される旅行履歴の収集、整理
  • 感染が確定したケース、疑いのあるケース、回復したケース、感染があった場所に関する新型コロナウィルス感染の最新情報を保健所から入手
  • 運輸部門から、影響を受けた交通機関やスケジュールの最新情報を取得
  • 従業員の GPS 記録を携帯キャリアに確認

このソリューションは、データが収集されるとそれを分析して、各従業員の潜在的なばく露感染リスクを低、中、高のいずれかに定義しました (図 1 参照)。このツールの主な利点は、リスク識別プロセスのスピードと処理能力でした。

Employee Risk Assessment & Tracing Tool used RPA

図1. 従業員リスクアセスメント&トレースツールは、RPA と IQ Bot を利用して、自動的に情報を取得し、情報を分析し、従業員の感染リスクを迅速に算出します。

 

パンデミックを緩和するためのソリューションを共有

同社は、「従業員リスクアセスメント&トレースツール」が多くの顧客にとっても価値あるソリューションとなることを認識していました。これにより、他の企業においても、復帰した従業員を評価し、14 日間自宅で隔離したり、集中検疫施設に一時的に滞在させたりするなど、推奨される措置を迅速に講じることができます。

この点を考慮して、Shenzhen Pactera は、公共の利益のために、またパンデミックを緩和するための国家的な大規模な取り組みの一環として、この自動化ソリューションを大規模な企業顧客に無料で提供しています。最終的には RPA およびインテリジェント RPA が、重要なビジネス上の問題を解決する可能性を顧客に示す有料サービスへの転換を目指しています。

RPA がヘルスケア業界にもたらす利点についてご参照ください