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オートメーション・エニウェアニュース

2020年 7月 1日 オートメーション・エニウェアニュース 執筆: Chihiro Sano

ロボティック・プロセス・オートメーション (RPA) の利用拡大が続いています。その理由は、従業員がより高い水準の意思決定を行うために必要な業務に集中でき、ROI (投資収益率) が早く現れる点にあります。しかし、業務ではコンピューターで処理できない非構造化データと半構造化データが多く使われているためプロセスの自動化が難しくなり、問題の解決に人の介入が必要になることがあります。

2020年 4月 7日 オートメーション・エニウェアニュース 執筆: Yan Chow
developer

企業が新型コロナウイルス (COVID-19) の影響に対処する際、業務を継続するために保護すべき最も重要な資産の一つは従業員です。現在、従業員は隔離されたり、所定の場所に避難したりしている場合があります。

従業員が職場復帰できるかどうかは、感染しているリスクを迅速に評価できるかどうかにかかっています。リスクを把握することは、企業が従業員に適切な対策を講じることで、顧客や同僚を含む他の人々へのさらなる感染拡大を防ぐことができることを意味します。

リスクを最小限に抑制するための企業の義務

中国で新型コロナウィルス感染が沈静化し始めると、当局は徐々に封鎖措置を解除しました。しかし、中国本土の中央政府からの厳しい指示のもと、すべての雇用主は職場復帰した従業員の感染リスクを管理することが求められました。

雇用者にとって、そのリスクは高いものです。たとえば、復帰した従業員の一人が感染していたことが後に判明した場合、濃厚接触した他の従業員は全員隔離されなければならず、会社の業務がさらに数週間停止する可能性があります。顧客が感染している従業員に濃厚接触していた場合、顧客の業務にも影響を与えることになります。

多くの企業にとって、その検査のプロセスは自己申告に基づき、手作業を伴い、多大な労力を要するものであり、雇用者が従業員について十分な情報を得た上で意思決定を行うには主観的すぎるものでした。

大手 IT サービスプロバイダーであり、オートメーション・エニウェアのパートナーでもある Shenzhen Pactera Technology Ltd. 社は、従業員の職場復帰に伴うリスク レベルを、より意味のある効率的な方法で把握したいと考えていました。

従業員の潜在的なばく露リスク評価を自動化

Shenzhen Pactera は、全従業員に、過去 14 日間の旅行履歴、現在の自宅住所、交通機関の詳細、訪問した場所、携帯電話の GPS 記録のスクリーン ショットなどを含めて、E メールまたは WeChat で提出することを義務付けることにしました。

2020 年 3 月 12 日、Shenzhen Pactera は、Robotic Process Automation (RPA) と IQ Bot を活用した「従業員リスクアセスメント&トレースツール」を下記の目的で導入しました。

  • 従業員から提出される旅行履歴の収集、整理
  • 感染が確定したケース、疑いのあるケース、回復したケース、感染があった場所に関する新型コロナウィルス感染の最新情報を保健所から入手
  • 運輸部門から、影響を受けた交通機関やスケジュールの最新情報を取得
  • 従業員の GPS 記録を携帯キャリアに確認

このソリューションは、データが収集されるとそれを分析して、各従業員の潜在的なばく露感染リスクを低、中、高のいずれかに定義しました (図 1 参照)。このツールの主な利点は、リスク識別プロセスのスピードと処理能力でした。

Employee Risk Assessment & Tracing Tool used RPA

図1. 従業員リスクアセスメント&トレースツールは、RPA と IQ Bot を利用して、自動的に情報を取得し、情報を分析し、従業員の感染リスクを迅速に算出します。

 

パンデミックを緩和するためのソリューションを共有

同社は、「従業員リスクアセスメント&トレースツール」が多くの顧客にとっても価値あるソリューションとなることを認識していました。これにより、他の企業においても、復帰した従業員を評価し、14 日間自宅で隔離したり、集中検疫施設に一時的に滞在させたりするなど、推奨される措置を迅速に講じることができます。

この点を考慮して、Shenzhen Pactera は、公共の利益のために、またパンデミックを緩和するための国家的な大規模な取り組みの一環として、この自動化ソリューションを大規模な企業顧客に無料で提供しています。最終的には RPA およびインテリジェント RPA が、重要なビジネス上の問題を解決する可能性を顧客に示す有料サービスへの転換を目指しています。

RPA がヘルスケア業界にもたらす利点についてご参照ください

2020年 3月 30日 オートメーション・エニウェアニュース 執筆: Prince Kohli
developer

新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の感染爆発は、私たちにこの不可解なパンデミックの深刻さを常に意識させています。今回のウイルスは、その正体がまだわかっていないことが多いことから、日常生活のあらゆる場面において影響があることを認識しておかなければなりません。科学者、感染症学者、国家、医療関係者は、増加の一途をたどる患者数に対応するために毎日奮闘しています。

同時にこの危機は、AI や自動化などの最新テクノロジーを活用することで公衆衛生を促進し、集団発生を緩和する強力なツールとなっていることを認識させています。これらのテクノロジーは、データに素早くアクセスしてウイルス感染の広がりを迅速に追跡する機能を提供することで、私たちが信頼できる情報源の重要な情報を得るのに役立っています。

20 年近く前に SARS が発生した後、ゲノムの配列を決定するのに 1 年以上かかりました。今回はテクノロジーの進歩により、新型コロナウイルスのゲノムのシーケンシングが 1 ヶ月未満で可能になり、早期の診断テストがすぐに始まります。

遠隔医療も進歩しました。高度で信頼性の高いハードウェアとインターネットが利用できるようになり、医師がリアルタイムで患者を遠隔地から診察できるようになりました。医師と患者が双方向でコミュニケーションできるモバイル アプリもあり、災害のヒートマップを作成したりすることもできます。

協力して解決策を見つける

新型コロナウイルスの影響で、世界中で多くの人が感染し、亡くなっています。私たちの健康は、感染を阻止するために対応し、封じ込め、治療し、ワクチンを提供する政府、医療、テクノロジーなどに依存しています。このような時代に、私たち一人ひとりがより迅速に行動し、効率を高め、業界を超えたコラボレーションを促進する方法を考える必要があります。

 

今回のような危機的状況下では、世界各地のコミュニティを結びつけられる可能性があり、テクノロジーが計り知れない問題を解決する役割を担うことができます。たとえば、中国・マカオの当社テクノロジー パートナーは、現地のその時点での感染者数、感染場所、病院の待ち時間、マスクを販売している店、銀行の営業時間などの便利な情報を表示する、GPS 対応ダッシュボードを構築しました。これらの情報は数分ごとに更新されています。

このサービスが開始されてから数日で、マカオの人口のほぼ 10 % がこのサービスにログオンし、リアルタイムで提供される信頼性の高い情報にアクセスしました。これは市民向け情報戦略の重要な要素です。このマカオ ダッシュボードは、最初のコンセプト ミーティングからわずか 5 日後に公開されました。

この情報ダッシュボードは市民が利用するだけでなく、それまで市民の問い合わせに回答していた医療従事者にも提供され、時間の有効活用になりました。現在はインタラクティブ マップで提供されています。 インテリジェント オートメーション (高度な自動化) により人の時間管理を効率的に行えるようになると、緊急時の対応が迅速になり、効率が向上し、業界を超えたコラボレーションが実現します。

自動化は医療従事者に力を与える

この他、世界的な医療危機を支援するテクノロジー革新の例として、世界中の臨床データを収集している世界保健機関 (WHO) があります。WHO で扱われるデータは、ソフトウェア Bot を使用してシステムに自動的に入力されます。これにより人間の医療従事者による手動入力を必要とせずに、フォームをすばやく正確に記入します。

医薬品の需要が拡大していることを考慮して (日本のある製薬会社では通常の 5 倍の注文が発生しています)、多くの組織が RPA を使用して注文処理サプライ チェーンの自動化を始めています。これにより、注文が効率的かつ正確に処理され、製品が切実に必要とされる地域にタイムリーに配布されます。

別の企業では、当社の RPA ソフトウェア Bot を導入して、データ量を自動的かつ簡単に記録、監視しています。その結果、病院や診療所では、データを最適化および抽出して、診断方法やさまざまな種類の治療法を検討するための分析ができます。

皆で協力できることは多くあります

技術革新は、この危機を日々緩和するのに役立ちます。そして全員が協力すれば、さらに多くのことができます。従業員が在宅勤務している可能性のあるお客様とパートナー様は、Automation Anywhere University でオンラインの RPA トレーニングを活用していただくことをお勧めします。ここでは、Bot を開発するのに役立つ様々なトレーニングを提供しています。

また、ビジネスユーザーや推進者の方々が抱える問題に協力しあって解決できるように、A-People コミュニティの機能を拡充しました。ここでは、先述したマカオでの事例のような実践的なアドバイスとユース ケースを共有し、同様の問題を抱える地域が潜在的な解決策を見つけられるように支援します。

多くの参考情報がありますので、フォーラムへの参加、サポートの利用、アイデアや専門知識の共有も可能で、感染拡大を緩和することができる質問は優先的に扱われます。このようにして公衆衛生にかかわる人たちの助けになるように、私たちが協力できる分野に取り組みます。

最後に、RPA プラットフォーム Community Edition は、インテリジェント RPA を無料で試して業務の一部を自動化し、最も重要な仕事に集中したい人が利用できます。

より大きな目的を達成するために、テクノロジーを良き力として皆で活用していければと考えております。

RPA が人の能力を拡張する利点についてご参照ください

2020年 3月 23日 オートメーション・エニウェアニュース 執筆: Yan Chow
developer

「知識は力なり」というように、いま世界的に流行している新型コロナウイルス対策においても、感染の急増を抑えるために、情報共有を伴うコミュニケーションとコラボレーションが重要です。そうしたなか、人口密度のが高い中国・マカオで感染が発生した際に行われた、市民への情報提供を支援した地元企業の取り組みについてご紹介します。

カジノや世界遺産で有名なマカオは、中国・武漢のおよそ 900 キロ南に位置する海沿いの街です。29 キロ四方の地域におよそ 65 万人が住み、世界で最も人口密度が高い都市のひとつとして知られています。このため、市民は感染拡大の不安も強く抱いていました。

マカオ行政機関は、当初から感染拡大を抑えるための方策として、地域境での健康チェック、旅行制限、渡航歴の詳細記録、体温検査、そして検疫の強化を行っていました。あるカジノで新型コロナウィルス感染が確認された際には 14 日間の閉鎖を命じるなど、公衆衛生を強化することで、市内でのパニックは抑えられたそうです。

一方で、関係機関をまたいだ情報共有の問題が浮き彫りになりました。官公庁、保健機関、医療機関、流通企業は、それぞれに集めた最新情報を各自の Web サイトで公開していましたが、それぞれが関連する情報のみを収集・公開するのがやっとでした。

市民は、複数の Web サイトやソーシャル メディアを都度確認して、断片的に得られる情報と口コミを組み合わせることで、必要な情報を集めていました。特にマスクや、手の消毒剤は品切れの店が多かったので、多くの人が購入可能な店舗を探していました。

マカオのシステム インテグレーターでオートメーション・エニウェアの販売パートナーである NetCraft Information Technology 社は、市民が直面していた、このような課題を解決するため、関連する情報を一ヶ所に集めた Web サイトを立ち上げました。この Web サイトは、5 つの主要な関係機関で公開される情報を集計して、継続的に新しい情報にアップデートして公開しています。Web サイトの裏側では、オートメーション・エニウェアの RPA ソフトウェア Bot が自動的/定期的に関係機関の情報を巡回、収集、集計しています。この Web サイトを見れば、市民が探している主な情報を一目で探すことができるようになりました。

この Web サイトは、「The Macao Epidemic Information Real-time Interactive Map」という名称で、構想からわずか 5 日後となる 2 月 24 日に公開されました。地図は GPS と連動していて地域内の感染場所が表示され、病院の待ち時間、マスク販売場所、銀行の営業時間など生活に必要な情報が表示されています。Bot はそれぞれの情報を 5 分~ 15 分おきに更新して公開しています。

The Macao Epidemic Information Real-time Interactive Map

図1:「The Macao Epidemic Information Real-time Interactive Map」の画面。現在の感染数、感染場所、病院の待ち時間、マスク販売場所、銀行営業時間などが表示されている。

 

この Web サイトは LinkedIn、Facebook、WeChat などのソーシャル メディアでも拡散され、サービス開始後 5 日間で 5 万ビューを獲得しました。

マカオでは、このように急速に変化する感染の状況において、正確な情報のアップデートをタイムリーに、また、継続的に行うこと、そして集計した情報を行動につなげる利便性の高いフォーマットで提供することで、市民の理解と協力を得ることができました。その裏側では、異なる組織の人が顔を合わせて情報共有するのではなく、RPA が医療関係の業務を拡張してこの役割を担うことで、ほぼリアルタイムに情報を提供することができました。

RPA がヘルスケア業界にもたらす利点についてご参照ください

2019年 11月 26日 オートメーション・エニウェアニュース 執筆: Shinichi Komeda

概要

Automation Anywhere では通常の変数 (Value) のほかに、List (1次元)とArray (2次元)があります。ただし、特にListは、通常のプログラミング言語の1次元配列とは使い勝手が違うので、解説したいと思います。

2019年 11月 26日 オートメーション・エニウェアニュース 執筆: Shinichi Komeda

Automation Anywhereでアクションリストを作成していくにはいくつかの方法が用意されています。大まかに言って、「レコーダー (記録) から始める」のか、「ワークベンチから始める」のかの2種類があります。いったん、レコーダーを終了すると、ワークベンチの画面になり、ワークベンチではコマンドを追加するか、部分的なレコーディング (Smart Recorder) を行うことが可能です。また、コマンドの中には部分的なレコーディング (Smart Recorder or Web Recorder) を実施するものがあります。つまり以下のようになります。

2019年 10月 19日 オートメーション・エニウェアニュース 執筆: Gautam Roy
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クラウドが劇的な変化をもたらすリソースになると共に、パブリック クラウドに「オンプレミス」のソフトウェアを展開する機能が注目を集めるようになってきました。一方で、その安全性を疑問視する消費者や企業にとってクラウドは議論の的となっています。

こうした両方のユーザーのニーズを満たすためにオートメーション・エニウェアは、クラウドでホストされるサービスを含められるように、デジタル ワーカー プラットフォームの拡張を行っています。ご存じのとおり、Software as a Service (SaaS) 型のサービスでは、データの機密保持、法的要件、アーキテクチャなど、セキュリティ面に関する多くの懸念がつきものです。当社は、データの機密保持を最優先事項として、安全なクラウド アーキテクチャを備えたプラットフォームを開発しています。

2019年 10月 10日 オートメーション・エニウェアニュース 執筆: Uday Gajendar
developer

Enterprise A2019 の新しい優れたユーザー エクスペリエンス (UX) にまつわるストーリー

課題: だれもが利用できるロボティック・プロセス・オートメーション (RPA) の実現

調査会社 Forrester のアナリストである J.P. Gownder 氏と James McQuivey 氏は、最近のポッドキャスト「将来の仕事」で、ロボティクス指数 (Robotics Quotient、RQ) の概念について解説しています。RQ とは、自動化、AI、ロボティクス、その他関連するオートメーション技術を活用してコラボレーションを行い、ビジネスの成果につなげるための備えが企業でどの程度進んでいるかを測定する指数です。

この調査によると、RQ のスコアは彼らの予想よりも低い結果となっています。これには、次のような 2 つの重要な要因があります。自動化の仕組みについての理解不足と、自動化にかかわるプロセス変更管理のためのリーダーシップの不足です。

2019年 10月 4日 オートメーション・エニウェアニュース 執筆: Kashif Mahbub
developer

調査会社 Gartner によると、現在、ロボティック・プロセス・オートメーション (RPA) は、「グローバル企業向けのソフトウェア市場で最も急速に成長している分野」として認識されています。 驚くほど急成長しているものの、ビジネス プロセス オートメーションの真の可能性はまだ認識されていないと弊社は考えています。

これまで特に大きな障害になっていたのは、市場で入手できる一般的な RPA 製品が技術的に複雑であることでした。 扱いにくいユーザー エクスペリエンスに加えて、利用形態に柔軟性がないために、企業やユーザーはインテリジェント オートメーションの力を真に活用できていません。